バナナダイエット。以前も書きましたが別名朝バナナダイエットともいいますね。
ひところずいぶん流行しました。それだけバナナは栄養バランスが整いながら も低カロリーでダイエットに適しているということなんでしょうね。
ただ前にも書いたように、もともとの栄養がそんなにあるわけではなく、また8割り近くが 水分ですから、バナナでお腹いっぱいにする、バナナ「ばっかり食べ」によるダイエットは栄養の面でお勧めできません。
それを前提とした上で、ではバナナを食べるとどのくらいのカロリーを摂取できてダイエットに数字上有効かどうかをちょっと考えて見ましょう。
バナナは品種や成長度合いによって様々ですが、1本でだいたい70~75キロカロリーぐらいといわれています。
たとえば、食パンにマーガリンを塗ったとす れば1枚でも200カロリーを下回ることはないでしょうし、ごはん1膳でも200~250カロリーといわれていますから、バナナでいえば3本ぐらいに相当 します。
バナナを3本食べれば、とりあえずお腹は落ち着くだろうということになります。
人間が活動するためのエネルギー源としては糖がありますが、バナナの糖分と いえば、ブドウ糖、果糖、蔗糖など複数の糖質が含まれいますから、腹もちがいいというか、エネルギーの持ちがいいのです。
しかもですよ、バナナには食物繊維というものが含まれています。
それは簡単に言いますと、体内のゴミを吐き出してくれる役割をもつわけですね。
ということは、その分だけさらに健康的に減量できる可能性があります。便秘の人などはいいですね。
そして、カリウムも果物の中では非常に多いです。
カリウムはナトリウムの排出作用があり、利尿につながります。
つまり、飽食で塩分過多になっている人が、塩分やカラダのむくみなどがとれて健康的なダイエットになるわけですね。
「ばっ かり食べ」に注意
ただ、再三繰り返すと、栄養素はコンスタントに含まれていますが、やはりご飯と肉や魚と野菜をタップリ食べる食事にはかないません。
ですから、それ「ばっ かり食べ」で暮らしたら、現象としてダイエットに成功はしても、栄養が摂れなくなってしまうので、それは気をつけたいところです。
もっともそれ以前に、バナナだけではお腹が持たなくて、結局高カロリーのスナック菓子を間食して、もっと体重が増えてしまった、なんてことになってしまうかもしれません。
十分に気をつけましょう。
バナナ、興味が尽きません。