バナナがひところに比べ高くなったのではないかと感じるのは中国の輸入制限が落ちつきフィリピンの供給が急減したため

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バナナがひところに比べ高くなったのではないかと感じるのは中国の輸入制限が落ちつきフィリピンの供給が急減したため
バナナといえば、かつては高級品でしたが、今は安くて手軽に買える通年の果物としてお馴染みです。ただ、ひところに比べれと高くなったのではないかという意見もあります。実はそれは正しいのです。大変なことといえます。



まずはニュースの引用です。ごらんください。

消える格安バナナ 値上がり懸念に中国の存在 2013/1/11 7:00 日本経済新聞 電子版  スーパーの店頭に昨年春から大量に出回っていた特売用のバナナが減りつつある。フィリピンとの領土問題以降に始まった中国の輸入制限が落ちつきつつある うえ、フィリピンを昨年12月に台風が襲い、供給が急減しているためだ。需給の両面からバナナの市場に異変が起き、バナナの特売が消える可能性もある。

という記事がかつてありました。

つまり、バナナ特需とも言える時期が終わり、格安バナナが消えたというわけです。

バナナといえば、ひと房が100円しないこともあったはずです。

デフレとはいえ、この価格は魅力です。

なぜそうだったかというと、南シナ海・南沙諸島の領有権をめぐり、フィリピンと中国が対立。

フィリピンバナナを輸入制限したため、行き場を失ったバナナが日本や中東にきたことでわが国の市場でも価格が安くなったわけです。

それが、バナナがひところに比べ高くなったのではないかと感じるのは中国の輸入制限が落ちつきフィリピンの供給が急減したために価格がまた高くなってきたという話です。


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バナナ特需は終わった

日本は市場にあるバナナの90パーセントはフィリピンからの輸入のため、これは大きい。フレッシュ・デルモンテ・ジャパンによると、バナナの輸入価格は、例年より5~10%下がっているといわれていたほどです。

しかも、秋から冬にかけては値段が上がりづらい傾向にあるのです。

なぜかというと、バナナが寒さで甘さが少なくなるからです。

ですから、もうしばらくバナナの安値は安泰だ、と思われていたわけです。

何しろバナナ派朝食を賄える栄養があるといいます。食物繊維と糖分まかなえ、1本で2時間もつといわれます。

その上安いのですから、バナナ万歳だったわけです。

そうした特需が終わったことで、値段が上がり、私たちの消費生活にも大きな影響を与えるに至ったというわけです。

ところで、バナナの価格というのはどう推移しているのでしょうか。

つねに行きつ戻りつという価格の変動はあると思いますが、少しずつ上がっていますね。

ということはこれからバナナは高級品とは行かないまでも、かつてのようなやすさではなくなっているという話です。

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