エクアドルバナナが最近注目されています。ところで、どこだかご存知ですか、エクアドルって。南米ですよ。そうです。最近の輸入状況を見ると、かつては台湾バナナだったのが、今はフィリピンバナナがダントツで1位。約90%といわれています。
それに続くのが5パーセントのエクアドルバナナなんです。ご存知でしたか。
シェア的には少ないですが、輸入順位としては第2位なのです。
南米ということで国自体の馴染みはうすいかもしれませんが、エクアドルはバナナ立国といっていいでしょうね。
何しろエクアドル国民自体が大変なバナナ食いです。
バナナの年間の消費量は780本という統計があります。
そして、それだけでは足りずに、エクアドルバナナの輸出量は、世界一多いのです。
エクアドルバナナは、もともと赤道直下で日照時間も安定している一方で、フンボルト海流(寒流)の影響で、一日の寒暖差が1年を通して8℃~15℃にぐらいあります。
そのため、他国のように、寒暖の差がある高地にいちいち栽培地を持ち目なくても高い糖度を持ったバナナを栽培できるのです。
その上に、だいた い標高300メートルのところで栽培をしています。
エクアドルバナナが糖度が高い秘密がそこにあります。
エクアドルバナナ、味の特徴
あじのとくちょうは、外見はフィリピンバナナのようですが、独特の甘さと、フィリピン産や台湾産にはない酸味といわれています。
後は香りですね。台湾バナナと比べると明らかですが、平均15cmで長めになっています。
具体的な品種はご存知でしょうか。
エクアドルバナナといえば、サニートバナナや、エナーノバナナ、ボニータバナナといったところがおなじみです。
皮が薄いオリートも糖度が高く市場では人気があるエクアドルバナナです。品種はグラネインが多いですね。
輸入のシェアは5%と書きましたが、楽天などの通販を見ると、エクアドルバナナを扱っているサイトは多いですね。
同じ南米で、ペルーやコロンビアのものも輸入されていますが、それらを含めた南米バナナの総称のような位置づけでエクアドルバナナとして見られています。
エクアドルバナナ、全くもって興味が尽きません。