バナナと糖度の関係について徹底的に考えます。バナナに限らず、果物の甘さは、糖度といわれるもので甘さの指標とされています。みかんもメロンもそうです。糖度とは何か。ショ糖含量のことです。バナナと糖度の関係とはいきおいバナナとショ糖の関係です。
もっとも、レモンのように酸味が高ければ、糖度が高くても甘みをそれほど感じないかもしれませんが、基本的に糖度が高くなればそれに比例して甘みも高くなるとい う考え方でいいと思います。その糖度とバナナの関係について考えてみます。
バナナは防疫上の理由から、青い状態で輸入して国内で黄色くします。
台湾バナナのたたき売りの歌でご紹介しました が、青い状態では、とてもではありませんが食べられるものではありません。
なぜなら、糖度が0.1~2.0程度なのです。つまりほとんど甘みは実感できな いのです。
ところが、それが時間をかけて黄色くするうちに、砂糖水につけたわけでもないのに糖度が増していくのです。
わずかな期間に甘くなって色も変わっていくのは 全く不思議なことです。
その後、スーパーの店頭には、ほぼ黄色で、両端が少し緑のバナナが並びますが、その時点で糖度は10.0~18.0度といわれてい ます。
10度というと、みかんよりも下ですから、まだ甘みは不十分に感じるかもしれません。
それが、さらに時間がたって黄色いポツポツ斑点、すなわちシュガースポットができてきます。
糖度の真相
これは、前回書いたように、もっともおいしい時期であり、かつ 免疫力の高まる時期でもあるといわれているのですが、もっともおいしいということは、イコール最も甘い栄養価も最高の時ということになります。
糖度にする と、21.0~24.0度といわれています。糖度が20度を超えますと、かなり甘い状態です。
バナナと糖度の関係。
全くもって興味が尽きませんが、みなさんはいかがですか。
糖度の高いバナナを食していますか。
いろいろ好みはあるかもしれませんが、やはり果物は甘い方がいいのではないかと思います。